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2014年2月8日土曜日

ニャ〜るほど♪



アンドレアス・グルーバーさん作、酒寄進一さん訳のドイツミステリ『黒のクイーン(SCHWARZE DAME)』(東京創元社)読了。
グルーバーさんと言えば、ちょうど昨年の今頃にも『夏を殺す少女』を読んでたっけ。(⇒ 「ドイツ文学」)
『夏を・・・』もドイツミステリ。グルーバーさんはオーストリアの作家だけどドイツ語で書かれてるからドイツミステリということで・・・
その感想をツイートしたニャう=^_^=











そして今回の『黒のクイーン』もどことなく似た雰囲気を随所に感じる・・・
今回の舞台はプラハだけど、主人公はウィーン出身で今回はフリーの保険調査専門の探偵。そして事件解決を共に目指す女性も探偵。『夏を・・・』は刑事と弁護士だったけど、やっぱり男女のペアが物語を進めてましたニャ=^_^=
保険会社から美術品の火災事故に関する調査を依頼されてプラハを訪れた主人公が、同じく調査の為に先に訪れて消息を絶った保険会社の社員の足取りを追いながら、謎の連続殺人に巻き込まれいく。連続殺人事件の「つながり」をひも解いていく過程がとても面白く、スリリングな話の展開にもう釘付け♪
あっという間に読んじゃいました。
読み終わって改めて本の表紙を見て思わずつぶやいちゃった。

ニャ〜るほど♪

色々と書きたいけど、ネタバレしちゃいそ〜だから・・・
みなさん、ぜひ読んでみてニャ=^_^=

2014年1月29日水曜日

14歳



みなさんは14歳の夏、何をしてたかニャ?
14歳と言えば中学2年生・・・
ん~、漠然としてて特に思い出せニャい。
当時の担任の先生は誰だったっけ・・・あっ、先生に迷惑をかけた記憶が!
でも、この主人公(結局名前が何だったか正直言って思い出せニャい=^_^;=)の様な経験は、無い。

14歳と言えばドイツではキリスト教の儀式があるんだ。プロテスタントは「die Konfirmation」、カトリックは「die Firmung」と言って、14歳の子がこれからキリスト教徒として生きる決心をする儀式。日本語では「堅信」って言うんだ。
儀式では教会に親族が集まり食事をしてプレゼントやお金をもらうんだ。
ドイツの成人年齢は18歳だからまだ大人ではないけど、子どもから大人へ「脱皮」するみたいな感じ?
14歳って何か不安定なポジションですニャ・・・=^_^;=

ヴォルフガング・ヘルンドルフさん作、木本栄さん訳の『Tschick14歳、ぼくらの疾走』(小峰書店)を読んだ率直な感想は、

「だから?」

この「Tschick・・・」はドイツで今流行ってるヤングアダルト小説だそうで、 マライさん(@marei_de_pon)は、ヤングジャーマニーに好評連載中の「マライ・de・ミステリ24」でこの本を大絶賛。
読み始める前にマライさんのこのコラムを読んでワクワクしながら読み進んだけど、なかなか感動の波が来ない・・・
結構なことをシデカシテルにもかかわらず、読んだボクにはまさに「小説の中の出来事」で片付けられてイマイチ実感というか共感が沸かない。やっぱりボクがきまぐれネコだから?!

日本語版だけが美しいミヒャエル・ゾーヴァさんの表紙がついて(汚さないように外して持ち歩いてました=^_^;=)、今見ると「なるほどこの場面か♪」と内容を思い出させてくれる。(まさか「ゴミ山」の場面は表紙にならないだろう・・・)



どちらかというと本文より衝撃的だったのが、翻訳をした木本さんのあとがき。
2010年の2月にヘルンドルフさんは脳腫瘍が見つかり、闘病しながら執筆活動を続けていたんだけど次第に思い通りにいかなくなり、終に自ら命を絶ってしまった・・・(2013年8月26日)
大成功を収めた「Tschick・・・」が発表されたのが2010年の秋だから、仕上げは病魔と闘いながらだったんだ。
木本さんは日本語版の翻訳をしている最中にこの訃報に接し、存命中に日本語版を届けたかったと残念な思いを吐露している。

夏が終わり、学年が上がり、ふたたび生活のサイクルが動き始めたマイク(やっと主人公の名前を思い出した!)。そのマイクは種が発芽する前のはちきれそうな緊張と、これからまた新しい何かに直面していかなければならない若さ故の「不安」を感じてる。そして夏の終わりに48歳という若さで命を絶った作者ヘルンドルフさんも闘病からくる「不安」を抱いていたに違いない。将来に対する2種類の「不安」は、片や「希望」へと変わっていき、片や「絶望」と変わっていく・・・

ボクにとって、とても短い出会いと別れ。

2014年1月28日火曜日

ドイツの名品



本屋さんで目に飛び込んで思わず買っちゃった♪
枻(えい)出版社の『ドイツプロダクツ』。
文房具から車までドイツの「モノ」を美しい写真とともに紹介。
どれも美しいデザインで、中には意表をつく様なデザインも。
機能性を高めることがちゃんとデザインに反映されて、そのデザインが伝統的に受け継がれているのは技術に対する自信の表れ。
あ~、読んでると欲しくニャっちゃう=^_^=

2014年1月17日金曜日

ホントの被害者は誰ニャのか?



イザベル・アベディ(Isabel Abedi)さん作、酒寄進一さん訳のドイツミステリ『日記は囁(ささや)く』をようやく読了。東京創元社さんからいただいたのが昨年の11月だから結構かかっちゃった=^_^;=
2005年にドイツで出版(タイトルは『Whisper』)されて以来、帯にあるように25万部突破の話題作が満を持しての日本上陸。酒寄さんの絶妙な翻訳ですばらしい仕上がりにもかかわらず、ど~してこんなに読むのに時間がかかったんだろ・・・
最初の1ページを読んですぐに「千と千尋の神隠し」を勝手に連想、物語の重苦しさを予感させる突然の「事故」や舞台となる「村」の閉塞感とか、冒頭からミステリ感満載。
にもかかわらずなかなか読み進めなかったのは、読み始めたのが11月で本の内容が「夏」という季節のズレのせい?
それとも物語の核心に触れる場面で「え~、こんなことできるの~?」って感じちゃったから?←ネタバレしない様にしてます=^_^;=

初めのうちは本を開くたびに「眠気」が「根気」を打ち負かして連戦連勝。でもようやく半ばにさしかかった頃から、「眠気」は次第にコーナーに追いやられ、終(つい)にはノックアウト、「根気」は「好奇」に変わり、物語の展開に合わせるかのように読む速度が加速♪
「リタルダント」無しに一気にクライマックスを終えた勢いを和らげるような最後の3ページを読んだ時に漠然と思ったんだ、「ホントの被害者は誰ニャのか?」って。

ミステリに欠かせない「殺人事件」、犯人がわかってメデタシメデタシだけど、振り返ってみると「被害者」がいっぱい。殺された被害者だけでなく、事件に絡む村人も、そしてこの事件を蒸し返して巻き込まれてしまった主人公の女子高生ノア達もみんな「被害者」。そして殺された被害者には「自業自得」的な反感を抱き、逆に当時の犯人には同情の念を抱いてしまう・・・

そんな悲しみがいっぱいの物語なはずなのに、なぜか読んだあとにはレモネードのような甘ずっぱい清涼感が。それはノアと村の若者ダーヴィトの爽やかさと、物語が終わる夏の終わりの季節感から・・・

みなさんもぜひ読んでみて♪ニャ=^_^=

2013年10月14日月曜日

フォルカーを読む



フォルカーといってもシュタンツェル大使のことではありません=^_^;=
今読んでるのは、フォルカー・クッチャーさんの『死者の声なき声』(酒寄進一さん訳、東京創元社)♪
ちょうど1年前に読んだ『濡れた魚』と同じラート警部が活躍するドイツミステリ。最近お出かけが多いので移動中やドイツビールを飲みながら読んで、あっという間に上巻を読破♪(読書に集中してビールの気が抜けちゃいそう・・・=^_^;=)
今日、10月14日が最終日のドイツフェスティバルにも持って行こっと♪

冒頭の登場人物の紹介には、ニャ、ニャんと西ドイツ初代首相のコンラート・アデナウアーの名前が?!



それも、ケルン市長時代のアデナウアーが出てくるんです!!!
そしてラート警部と直接会って話をしてる・・・
この先「事件」とどう関わりがあるのかわからニャいけど、今後の展開に興味がそそられる♪

読書の秋、フィナーレを楽しみにじっくり味わいたいニャ=^_^=

2013年10月1日火曜日

ようやく読了



「タイムトラベラーの系譜」三部作の最終章『比類なき翠玉(エメラルド)』(ケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳、東京創元社)をようやく読了♪
404ページのボリュームは合間を縫ってコツコツ読んでもなかなか終わらない・・・
結局ドイツにも一緒に連れてっちゃった=^_^;=

ルビー(紅玉)の章、サファイヤ(青玉)の章での出来事が「なるほどこうして繋がってるんだ♪」って改めて理解できて感心することしきり。現実では考えられない「タイムトラベル」での前後関係がようやくわかっていつの間にか物語の世界にどっぷり浸かってた・・・
クロノグラフにまつわる「血の円環」が完成した時の秘密など、読んでるうちにどんどん引き込まれて、対決のシーンなどまさに肉球に汗握る感じ=^_^;=

最終章の登場人物紹介の欄に、それまでの2つの章には無い文言が記載されてたけど、これが秘密を解く鍵だったとは・・・

もう一度、ルビーの章から読みたくニャっちゃった♪
みなさんもぜひど~ぞ=^_^=

2013年8月20日火曜日

3冊勢揃い



ルビー(紅玉)に始まりサファイヤ(青玉)ときて、最後はエメラルド(翠玉)。
ケルスティン・ギアさんのタイムトラベラー物語の最終章を東京創元社さんからいただいちゃった♪
タイトルは『比類なき翠玉(エメラルド)』。
今迄の2冊より分厚くて、ニャんと400ページ越え。読み応えありそう・・・♪
いよいよ壮大なドイツファンタジーも大団円か!?
いわゆる時計の「クロノグラフ」とはちょっと違う、タイムトラベルに欠かせない「クロノグラフ」での時空間移動とか、なぞの生き物(?)セメリウスとか気にニャるぅ〜♪
遠山明子さんの絶妙な翻訳で絶品ドイツファンタジーをじっくり楽しもっと♪=^_^=

2013年7月11日木曜日

主人公の家族構成



ヴォルフラム・フライシュハウアーさん作、北川和代さん訳『TORSO 消滅した国の刑事』読了。
今回のドイツミステリも終わりに近づくにつれ緊張が高まり、場面が入れ替わりながら話が展開。そのスピード感に加え、色々なことが次第に結びついていく度に疑問が生じ、その疑問が「何で〜!」と少々突飛に感じられ読者的に「不満」に変わる直前に、予想外の方法で解決されていき、息が抜けない感じでとてもスリリング・・・(ネタバレするから具体的に書けニャい・・・)
なかなか頭を整理するのが大変だったニャ=^_^;=

タイトルの「消滅した国」から、この前は映画の『ターミナル』を思い浮かべたことをブログに書いたけど、ドイツミステリということから考えると、みなさんも予想した通りそれはやっぱり東独のこと。もちろん話は統一後のドイツが舞台だけど、話の根底には東独のことが強く影響しているんだ。本の表紙で窓から高層ビルを無気力に眺める男は、発展した現在を眺めながら昔(東独)を思い浮かべている。そしてこの前は赤い帯が付いてて気がつかなかったけど、その帯を取るとそこには男の手に拳銃が握られてる・・・

この男は刑事なのかそれとも犯人なのか?!
さぁ、みなさんも読んでみてニャ=^_^=

2013年7月3日水曜日

消滅した国?



さぁ、次に読むドイツミステリはヴォルフラム・フライシュハウアーさん作、北川和代さん訳『消滅した国の刑事』♪

「消滅した国」と聞いて思い浮かぶのが、トム・ハンクスさん主演の映画『ターミナル』。コメディーもロマンスも兼ね備えたとても楽しい作品だったニャあ・・・
でも今回のドイツミステリ『消滅した国の刑事』は表紙を見る限り、またまた重〜く複雑ニャ感じ。
今回も不可解な殺人事件に主人公の刑事が立ち向かう警察小説♪
ドイツ語のタイトルは『TORSO(トルソー、胴体)』。のっけから女性のTORSOが発見されて、そのTORSOには・・・

またまた小説の世界に引きずりこまれそ〜だニャ=^_^=

2013年6月29日土曜日

あっという間に



読んじゃいました♪
ネレ・ノイハウスさん作、酒寄進一さん翻訳の『白雪姫には死んでもらう』。
物騒なタイトルにビクビクしニャがら(?)、でも怖いもの見たさでドンドンドンドン引き込まれて、気がついたらこれまでの自己最速記録で読了。
フォロワーさんからもあまりの早さに驚きのツイートが=^_^;=

まだ読んでる最中のフォロワーさんもいることですし、感想は心の中にしっかりしまっときましょ♪
でも、ドイツミステリ界の女王ノイハウスさんと酒寄さんの息の合った翻訳で、ボクがとってもとっても楽しい時間を過ごさせてもらったことは言ってもい〜かも♪

とゆ〜ことで、ここ数日はツイッターもブログもちょっとオアズケ状態でして・・・
これからちゃんと書きますから、許してニャ=^_^;=

2013年6月26日水曜日

物騒なタイトル



ケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳の『青玉(サフアイア)は光り輝く』を読了。前作『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』からの続きだったので(ボクにしては)スイスイ読めた感じ♪
ファンタジーだけどスリルがあって、ボクは「セメリウス」がお気に入りかニャ=^_^=

3部作のこのシリーズは映画にもなって、ドイツではとっても人気みたい。
6月2日の朝日新聞Globe版の「ミュンヘンの書店から」には、5月6日付けの『Der Spiegel』の小説部門のベストセラーが載ってたけど、この3部作最後の作品『Smaragdgrün』が堂々の10位に入ってる♪
どうやら最後の作品は「エメラルド」のよ~ですニャ♪
今回の装丁もステキだったけど次はどんな風にニャるのか・・・楽しみだニャ=^_^=



さぁ、これから読むドイツミステリのタイトルは『白雪姫には死んでもらう』。

ニャんとも物騒なタイトル=^_^;=

白雪姫がかわいそ〜!

それにしても何で「白雪姫」?

「シンデレラ」じゃダメだったんだろうか?

個人(猫)的には「眠れる森の美女」が・・・って、だんだん本題から逸れてますニャ=^_^;=

いや待てよ、本来ならば昨年2012年が「グリム童話生誕200年」だったのに、グリム童話の初版が出たのが1812年12月だから、今年を「グリムイヤー」として引き続き「グリム童話生誕200年」をお祝いしようと盛り上げてるドイツ観光局の企みか?!
でも、この作品はもうドイツでは出版以来3年間書店に並び続ける程の人気作だから、グリム童話とはやっぱり関係無いか・・・=^_^;=

最初に登場人物を紹介するページがあるけど、そこに並ぶ名前と説明を見ると「事件」のことが薄っすらと浮かんでくる感じ。
でも「11年前の被害者」の2人のうち1人の家族のことがどこにも書いてない・・・登場しないからニャの?
そして「ピア・キルヒホフ」という見覚えのある名前が・・・
あ、ちょうど1年前に読んだ『深い疵』と一緒だ♪

ネレ・ノイハウスさん作、酒寄進一さん翻訳の名コンビによるこの作品、今からも~ワクワク♪ニャ=^_^=

2013年6月18日火曜日

ルビーの次は



フェルディナント・フォン・シーラッハさん作、酒寄進一さん訳の『コリーニ事件』の次に今読んでるのは、ケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳の『青玉(サフアイア)は光り輝く』。
そう、以前紹介した『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』の続編。
だいたい人物設定が頭の中に入ってるから、今回はスムーズ♪
内容もなかなかドキドキもので、前回同様「時の感覚」に振り回されてる感じ・・・
「もう、時間旅行者(タイムトラベラー)なんだから、未来に行けばい〜のに!」ってちょっと思っちゃったけど、先を急がず「その時」を楽しみましょ♪

みなさんもドイツファンタジーで一緒に時間旅行してみません?=^_^=

2013年6月9日日曜日

『コリーニ事件』



フェルディナント・フォン・シーラッハさん作、酒寄進一さん訳の『コリーニ事件』読了。
『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』(ケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳)を読み終えてからもう1カ月半、遅読の上に超とスーパーが付くので、ホント「漸く」って感じ・・・=^_^;=

このドイツミステリを読むにあたって、まずこの本に関するあらゆる情報を遮断。例えばヤングジャーマニーに連載中のマライ・メントラインさんの「マライ•de•ミステリ 17ある程度ネタバレ御免:『コリーニ事件』の威力!」や、発行元の東京創元社さんのホームページは絶対見ないようにするとか、本の帯も外して「見てしまった」情報を極力忘れるとか・・・
こうして『コリーニ事件』を担当する主人公の弁護士と同じ様に真っ白ニャ状態から「事件」に向き合ったのですが・・・

(これから読む人の為に極力核心に触れず、ネタバレしニャい様に感想を書きますニャ=^_^;=)

冒頭の事件発生のシーン。そこは主人公と違って現場の目撃者となるわけですけど、その後の展開からすぐに目撃者と主人公の得る情報にさしたる違いが無いことがわかる・・・
そしてしばらくは正直言って退屈・・・=^_^;=
ありきたりの日常は特に華飾無く表現されて(それは来たるべく急展開に備えてワザとそう書いてる?!)、特にワクワク感もなくページをめくっていく日々でした。(←だから読むのに時間がかかった?!)
しかし、この本の設定(登場人物同士の関係)が次第に明らかになるにつれて、大型船がゆっくり航行を始める様に退屈な時間が緊張へと変わって行く・・・

でも、法廷での展開ははっきり言って素人目にも主人公の新米弁護士の敗北はみえみえ。口数が極端に少ない(それは弁護を望んでいない?!)犯人からは、弁護するに十分な情報が得られず、いったいこの本はどういう落とし所が待っているのかという「終わり方」にもはや関心が・・・
でも、主人公の新米弁護士が限られた情報をひとつひとつ反芻し読み解いていき、凶器の写真を改めて見直すところから話は新しい局面へ。
その後の裁判では検察側、裁判長(や読者までも)がまったく予想していなかった展開が。
そしてここから話が格段に興味深くなり左前足の本を握る感覚がかなり「薄く」感じられるあたりで、ボクは確実に今まで読んだ量と同じくらい、いやそれ以上の「続き」を確信。
「でも、これって上・下巻ものじゃなかったよニャ・・・?」
裁判は確実にそれまでの展開とは逆になり、もうボクの頭の中では新しい局面が繰り広げられ、その興味深くなる興奮がページ数の少なさに反比例する感じ!

でも、終わりからたった2ページ目で・・・



この様な題材で本を書き、またその本が売れ、社会が動く。これは全て今のドイツなのですニャ・・・

今、見返して冒頭のヘミングウェイの言葉を見つけ、読み始めたときは何気なく読み飛ばしていたこの言葉がなるほどこの事件の全てニャんだと気付かされる・・・
そして同時にバイエルン・ミュンヘンの「Mia san mia」が頭に浮かんだニャ=^_^=

2013年5月3日金曜日

ドイツ見ぃ〜つけた!(11)



ランゲさんがすてきなしおりを見せてくれたニャ=^_^=
両側からマグネットでページを挟むようになってて、デザインはブレーメンの音楽隊♪
ブレーメン出身のランゲさんらしい♪

あれ、この本はこの前読破したケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳の『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』。
ランゲさん、日本語読めたっけ?!=^_^;=

2013年4月25日木曜日

絶品ドイツファンタジーの次は・・・


『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』読了♪
遅読の上に、サッカーやドイツビールに現(うつつ)を抜かしていたので、時間がかかっちゃった=^_^;=
ボクにとってはズザンネ・ゲルドムさんの『霧の王』に続いてのドイツファンタジー。
女子高生がタイムトラベルをするんだけど、過去で色々ニャ事件に巻き込まれたり、その背景がとってもミステリアスだったり・・・いつの間にか過去にタイムトラベルしてて、読んでて「今いつ?」みたいな不思議な感覚を覚えたニャ=^_^=
スリリングな場面はまさに手に汗握るって感じ♪
作者のケルスティン・ギアさんが描く若いカップルの甘酸っぱい描写が、翻訳の遠山明子さんの絶妙な表現で、目の前にホントにグウェンドリンとギデオンがいるみたい♪
ドイツで100万部を突破したのも頷けます。
この作品は3部作。次がとっても楽しみですニャ=^_^=

そして今度はドイツミステリ。
東京創元者さん(https://twitter.com/tokyosogensha)から頂いたフェルディナント・フォン・シーラッハさん作、酒寄進一さん訳の『コリーニ事件』に挑戦♪
シーラッハさんは昨年、ドイツミステリのセンセーションを巻き起こした『犯罪』の作者。日本では第9回本屋大賞「翻訳小説部門」の第1位に選ばれてますニャ=^_^=
今度はどんニャ仕掛けが待っているのか・・・
楽しみ♪ニャ=^_^=

2013年4月2日火曜日

俳句に託した独り言



句集『国境』をいただいちゃった♪
作者のハルツォーク洋子さんは、以前大使館の広報部長だったハルツォークさんの奥さま。
外交官の妻として海外の国々での生活を続けていく上で、「日本語を忘れないために」俳句をはじめたそうで、この句集にはルクセンブルク、ギリシャ、ドイツ、日本、韓国、シンガポールと滞在した国別に343句が収められてるニャ=^_^=
タイトルの『国境』は、これまで何百回と国を越えて生活してきたことを端的にそして衝撃的に表現されていて、ご自身曰く「浮草」生活20年の独り言を俳句に託した作品が一冊にまとまったとのこと。

海外の生活の中で切り取った日常のことから、

「おとし蓋ことこと万聖節の朝」

歴史のうねりの中で直に感じたその変化を、

「薫風や取り除かれし国境(くにざかい)」

ハルツォークさんは句に認(したた)めてる・・・

それにしてもネコは万国共通暖かいところを探す名人ですニャ=^_^=

「猫の知る温突(オンドル)効いてゐる処(ところ)」

2013年2月23日土曜日

ドイツ文学


『私の大好きなドイツの仲間たち – ホッツェンプロッツとカスパールとゼッペル -』(「わたしのドイツ 2012」世田谷区立東大原小学校、吉森さんの作品)

吉森さんも描いてくれた『大どろぼうホッツェンプロッツ』の作者でドイツ児童文学者のオトフリート・プロイスラーさんが先日2月18日に89歳でお亡くなりになりました。
楽しい作品をたくさん作ってくれてありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

ドイツの作家で思い出すのは『はてしない物語』のミヒャエル・エンデとか『ふたりのロッテ』のエーリッヒ・ケストナー、『ブリキの太鼓』のキュンター・グラスとか・・・遡ればゲーテやシラー、グリム兄弟などなど・・・
いつも身近にドイツのお話があった気がするニャ=^_^=

先日(といってもずいぶん昔の去年の12月!)紹介したズザンネ・ゲルドムさんの『霧の王』をようやく読み終えたニャ=^_^=
この物語はファンタジーで、現実では考えられないことが起こるからいろいろと想像するので忙しかったニャ=^_^;=
特に主人公のサリーが本を読んでる場面は自分が読んでる「この本」とサリーが読んでる「その本」が混ざって、ニャんか向かい合わせに立てられた鏡の中にいるみたいニャ不思議な感覚を味わっちゃった♪
物語は後半に進むにつれもうハラハラドッキドキで、サリーがいつの間にか・・・
続きはぜひ、みなさん読んでみてニャ=^_^=



そして今度は東京創元社さんからケルスティン・ギアさん作、遠山明子さん訳の『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』とアンドレアス・グルーバーさん作、酒寄進一さん訳の『夏を殺す少女』が届いたニャ=^_^=
『紅玉(ルビー)は終わりにして始まり』はまたまたファンタジー。ドイツで100万部を突破したほど人気があるみたい♪
タイムトラベラーとか書いてあるし、表紙の絵もすてきで早く読みた〜い=^_^=

そして『夏を殺す少女』はミステリ。作者のグルーバーさんはオーストリア人。ドイツ文学はドイツ語による文学のことだからオーストリアの作家が書いてもドイツ文学みたい・・・
そのグルーバーさんが来月3月に来日。本の訳者の酒寄さんとヤングジャーマニーで「マライ・de・ミステリ」を連載中のマライ・メントラインさんが対談するみたい♪(詳しくはこちらへ)
物語は連続する謎の死亡事故に、真相解明に乗り出す弁護士と刑事・・・ん〜、こっちを先に読も〜かニャ〜=^_^=

も〜どっちから読も〜か迷っちゃう〜=^_^;=

2013年2月12日火曜日

アンペルマンの日本旅行



みんなはアンペルマンって知ってる?
旧東ドイツは東ベルリン生まれの歩行者用信号で、ドイツ統一に伴って「失業」したんだけど、その後その愛らしいキャラクターはじわじわっと復活して今やドイツを代表するキャラクターに♪
ちなみに緑色のアンペルマンは「進め」で、赤色で両手を広げたのは「止まれ」。そして帽子の代わりに三つ編みの女性キャラクターもあって、名前は女性を表す「フラウ(Frau)」をつけてアンペルフラウって言うんだニャ=^_^=

そのアンペルマンがニャんと日本を旅行してて、その様子がかわい〜写真集に♪
休暇でドイツに帰っていたドゥルティアさんがベルリンで見つけてきたんだ=^_^=

熱海や箱根の温泉を満喫したり、アンペルマンの本社があるベルリン中央区と姉妹都市の島根県津和野町を訪ねたり、京都や原宿界隈を散策したり・・・
すてきニャ写真がいっぱい♪

鼻緒の色がドイツ色♪



柿はドイツ語でも「Kaki」ニャんだね♪



今度また遊びに来たらぜひ会いたいニャ=^_^=

2012年12月14日金曜日

こんどはファンタジー



これまで『深い疵』(ネレ・ノイハウス作、酒寄進一訳)『濡れた魚』上・下巻(フォルカー・クッチャー作、酒寄進一訳)の2作品を読破♪
両方とも奥深いドイツミステリだったけど、今回東京創元社さんから届いたのはズザンネ・ゲルドムさん作、遠山明子さん訳の『霧の王』。どうやらこれはドイツファンタジーのよう・・・
ドイツのファンタジーと聞くとまずボクが思い浮かぶのがミヒャエル・エンデの『はてしない物語』だけど、この『霧の王』はどんな内容ニャんだろ?
ウィキペディアによるとファンタジーとは「魔法やその他の超自然的・幻想的・空想的な事物をプロット(物語)・主題・設定などの主要な要素とした作品が属するジャンルである。」だって。

でも、ジャケットには何やら殺人事件が起こるみたいニャことが書いてあるから、またまたドイツミステリ?!
でも登場人物(?)には主人公と友だちの「猫の夫婦」が・・・やっぱりファンタジーですニャ=^_^=
この猫、人間の言葉をしゃべるんだろうニャ〜=^_^;=
と、ゆーことはこのブログもファンタジー?!

2012年10月2日火曜日

読書の秋?それとも食欲の秋?

読書の秋にちなんでこんな本はいかがかニャ?



ランゲさんが職員さんに「面白いから読んでごらん♪」ってすすめてたニャ=^_^=
これはマウスくんが紹介するお料理やお菓子のレシピ本♪
中身は全部ドイツ語だけど、子どもでもわかるように書かれてるから、辞書を片手に単語を調べて読めば何とニャくわかりそう♪
うまくいけばおいしいお料理やお菓子も作れちゃうから、ドイツ語の勉強にもなって一石二鳥♪
きれいニャ出来上がりの写真にうっかり前足が・・・♪



あ〜、お腹すいたニャ〜=^_^;=