2012年6月13日水曜日
伝統的修行の旅
大使館に珍しいお客さんがやってきたニャ=^_^=
ミヒェル・ボルマン(Michel Bormann)さんは、ドイツの伝統的な建物「ファッハヴェルクハウス」の屋根も手がける、屋根の大工職人さん。
マイスターになるために世界中を放浪して修行してる「ワルツ」ニャんだ。
「ワルツ」は中世から続く伝統的な手工業職人の修行者のことで、彼らはいろいろな約束事を守りながら修行してるんだ。
前にも紹介したけど、もう一度おさらいすると・・・
・修行は3年と1日(最後の1日は帰るため)
・修行中は親が死んだり大病の時以外は故郷の半径50キロ以内には戻れない
・帽子は寝る時と食事、そしてお祈りの時以外はかぶったまま
・ジャケットの6つのボタンとベストの8つのボタンは、「週に6日、1日8時間働く」という意味
・役場などで手帳にスタンプをもらい放浪先を証明する
・30歳以下の独身
などなど・・・
ミヒェルさんは24歳。修行を始めたのが2008年9月8日だからもうすぐ4年!
既に30カ国で修行を積んで、日本には6月2日に韓国のプサン(釜山)から福岡に入ったんだって。
今日は大使館に滞在証明のスタンプをもらいに来たんだ。
スタンプをもらう時は、まず持っている杖で床をノックして、その後自分のことを口頭で伝えるんだ。伝統的な儀式みたいだニャ=^_^=
ケーラーさんとマズーンさんが立ち会って専用の手帳に大使館のスタンプを押してたけど、そこにはもう訪れた国や地域で押したスタンプがぎっしり。
熊本市の中央区役所のスタンプもあったニャ=^_^=
6月15日にドイツに向けて出発、11月にこの「ワルツ」の修行を終える予定ニャんだって。
厳しい修行もあと少し。
マイスター目指してがんばってニャ!=^_^=
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