2014年1月1日水曜日

馬づくし



明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いします=^_^=

今年は「午年」ということでドイツの馬に関することを探してみると・・・

ドイツでは馬の図柄を紋章に使った州が2つ♪
ニーダーザクセン州とノルトライン=ヴェストファーレン州。





お隣同士のこの2つの州の紋章に使われている馬は実は同じ馬で、中世初期のザクセン大公ウィドゥキント(又はヴィドゥキント、Widulind / Wittekind, 730年頃〜808年?)の伝説の白馬ニャんだ=^_^=
ウィドゥキントはザクセン部族のリーダーとしてカール大帝率いるフランク王国とのザクセン戦争を戦ったんだ。フランク王国の目的は領土拡大とキリスト教の布教。当時のザクセン社会はキリスト教を受け入れず伝統的な神々を信仰してたんだ。30年以上に渡る戦いの結果、ウィドゥキントは降伏してキリスト教に改宗。強制的に行われた洗礼の後にカール大帝から贈られたのがこの白馬だったんだ。その後この地域を支配した多くの貴族がこの白馬を紋章に使用したんだニャ=^_^=

実はノルトライン=ヴェストファーレン州のヘルフォルト郡の紋章は白馬じゃ無くて黒い馬ニャんだ=^_^=



これもウィドゥキントに因んでいて、ウィドゥキントがキリスト教の洗礼を受ける時に乗り付けたのがこの黒い馬。ヘルフォルト郡のエンガーの教会にはウィドゥキントの棺があって、同郡は「ヴィテキンツラント(Wittekindsland)」(ウィドゥキントの国)と言ってるんだ。

そしてドイツで「馬」といったらこの都市を忘れちゃいけません。同じくノルトライン=ヴェストファーレン州でベルギーとオランダの国境近くのアーヘン♪



カール大帝出生の地でフランク王国の首都でもあったアーヘンは、1978年にドイツで最初に世界遺産に登録されたアーヘン大聖堂で有名だけど、実は馬術競技がとっても盛ん。町には5万人を収容できる乗馬競技場をはじめ乗馬に関する施設が充実♪毎年行われるCHIO(Concours Hippique International Officiel)国際馬術大会は世界最高峰。オリンピックでもドイツは馬術でメダルをたくさん獲得してるニャ=^_^=

ドイツ人はみんな馬が大好き♡
特に10代の女の子は潜在的に馬が好きで、乗馬にとっても憧れてるんだって♪
馬は「働き者」の象徴だし、ペットとしても人気ニャんだ=^_^=

馬はドイツ語で「Pferd」(プフェアド、「プ」は弱く発音)。
ドイツに「干支」は無いけれど、
今年1年みなさん健康で何事もウマくいきますよ〜に♪=^_^=

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