2011年6月27日月曜日

音楽の力



ライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏会に潜り込んだニャ。
東北での巡回コンサートを終えて日本での最後のコンサート。会場のドイツ文化会館ホールには沢山のお客さんが来てたニャ。



1曲目はハイドンの弦楽四重奏曲第77番ハ長調 OP.76-3『皇帝』。2楽章がドイツ国歌のメロディで有名だニャ。少し早目のテンポに音が一つ一つ珠のように心地よく流れてたニャ。
2曲目のメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番イ短調 OP.13は目の前で弦楽器を演奏してるのに歌声のような音色に聴こえてビックリしたニャ。
休憩を挟んで3曲目はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番イ短調 OP.132。重く、悪く言えば退屈な感じだけど、それは鎮魂歌の様に感じたニャ。(東北への復興を願う)祈りの様な、メンバーの思いが響いた気がしたニャ。2楽章のユニゾンにゾクゾクしちゃった!



アンコールは「夏は来ぬ」。そして鳴り止まぬ拍手に1stヴァイオリンのティルマン・ビュニングさんが「ラスト」と言って演奏されたのが「赤とんぼ」。2曲の日本歌曲のメロディーにまた癒された気がしたニャう。



東北でのコンサートに帯同した大使館の文化部長のゲーリックさんは、「東北の演奏も今日とまったく同じで頑張ったんです!」と力説してたニャう。きっと小学生から80歳近くの方までの演奏会を聴いた皆さんも感動して何か力をもらったんじゃないかニャ!張り詰めた環境での生活で、まだまだ続く復興への過程で、音楽が気持ちを和らげて、そして活力になる、そんな力が音楽にはあるんだニャ。
多くの音楽家が来日をキャンセルする中、来日して、その上被災地を回ってくれて感激ニャ。東北でのスケジュールは長距離移動などハードだったと思うけど、ホントにありがとニャ!

今回のツアーは演奏者のライプツィヒ四重奏団の協力はもとより、
旅費支援をしてくれたエアバス社
会場の無償提供と現地のオーガナイズ支援をしてくれたベリーノホテル一関
宿泊支援をしてくれたホテルニューオータニ
コンサート来場者にハリボーなどのお菓子の提供をしてくれた株式会社リョーカジャパン(敬称略)
の協力があったからできたんだニャ。
ヴィオラのイーヴォ・バウアーさんの写真が大使館のホームページに追加されてるから見てニャ!

ライプツィヒ四重奏団の皆さんは明日ドイツに戻るそうだけど、是非また日本を応援に来てほしいニャ=^_^=

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