2010年5月31日月曜日

「トゥース!」じゃなくて・・・

大使館にはいろんな人がやってくる。
ワーキングホリデービザの申請にくる人。
コピー機の点検にくる人。
公使に会いにくる人・・・
そして、小学生もたまにやってくる。

2月にやってきたみんなは東京の入新井第五小学校の6年生。
「ドイツの子どもの間で流行っていることは?」
「ドイツで日本食は人気がありますか?」
熱心にいろいろと質問してたよ!

「せっかく大使館にきたんだから、ドイツ語を覚えて帰ろう!」ということで、
「ダンケ!(ありがとう)」と
「チュース!(バイバイ)」を
教えてもらってたよ。

みんな元気でニャ。
チュース!

2010年5月30日日曜日

「ワルツ」って踊りじゃないの?!

大使館にはいろんな人がやってくる。
ビザをとりにくる人。
コピー用紙を届けにくる人。
大使に会いにくる人・・・
そして、こんな格好の人もたまにやってくる。

去年の4月、やってきたトニさんとステファンさんはドイツの大工さん。
マイスターになるために修行中で「ワルツ」って呼ばれるんだ。
修行は3年と1日。最後の1日は帰るため。
修行中は親が死んだり大病の時以外は故郷の半径50キロ以内には戻れないんだって。
この日は大使館で所在を証明するためにスタンプをもらいに来たみたい。
それまでは京都で宮大工の修行をしてたんだって。
それにしてもこの仮装行列みたいな服装にはビックリしたなぁ!
帽子は寝る時と食事、そしてお祈りの時以外はかぶったまま。
ジャケットの6つのボタンとベストの8つのボタンには、
「週に6日、1日8時間働く」という意味があるんだって。

ドイツではワルツを経験する人がだんだん減ってきてるんだって。
マイスター制度自体が時代遅れとか批判されちゃって・・・
トニさんとステファンさん、立派なマイスターにニャってね!

2010年5月29日土曜日

アーベントブロート

カフェタンネでアーベントブロートを見せてもらったよ。

アーベントブロートはアーベント(Abend =夜)+ブロート(Brot =パン)で、ドイツの夕食のこと。
さすがパンの国!日本は夕「飯」だよね。
ドイツではカルテスエッセンという冷たい食事を夕食にとることが多いんだ(カルテス / Kaltes =冷たい、エッセン / Essen =食事)。
もちろんドイツパンは欠かせない。
チーズやピクルス、ハムやサラミをのせて食べるんだ。
昼をガッツリ食べるドイツ人にはちょうどいいかも。

カフェタンネのアーベントブロートはまだ試作中。
早く食べてみたいニャ・・・

カフェタンネ

「ドイツパンの店タンネ」(以下タンネ)には近くにカフェもあるよ。

「カフェタンネ」は1階がお店になっていて、そこで買った商品は2階のカフェで楽しむこともできるんだ。
パンの他にケーキも売ってるからコーヒータイムにピッタリ。
ヌスエケンやビーネンシュティヒなどドイツの有名なケーキが豊富に取り揃えられているよ。
ケーキといってもビーネンシュティヒはなんとパン生地でできているんだ。
独特な舌触りがクリームとマッチしてとてもおいしい!
形がかわいいドイツクッキーのミューブタイクもお勧めだ。

おじゃました時はちょうど高校生の絵画展をやっていて、お店の雰囲気もアーティスティック。
お客さんもコーヒーを飲みながら絵を楽しんでいたよ。

のんびりできるニャ・・・

マイスターは頑固者?!

1993年創業のお店には今日もたくさんのドイツパン好きが買いに来る。

ここ「ドイツパンの店タンネ」 (以下タンネ)にあるパンとクッキーはドイツから来たマイスターが毎朝作っているんだ。
今のマイスターはドイツ南部のカールスルーエ出身のミヒャエル・ショラー (Michael Scholer) さん。

ドイツとの気候の違いや日本人の好みなどパンを作る上で頑固なマイスターには壁が多い。
ドイツより湿気の多い日本の気候には特に気を配る。
同じレシピでも火加減や発酵加減などはマイスターが決定し、その加減でパンの味や触感が変わるんだって。
そんなマイスターにマネージャーの佐藤さんはタンネ伝統の味や触感、見た目が変わらないよう注文を出す。
マイスターとの真剣勝負だ。
この姿勢がタンネ人気の秘密ニャのかも・・・

「おじゃましま~す!」

「ドイツパンの店タンネ」 (以下タンネ) に行ってみた。

最寄駅は人形町。
素敵なドイツ風のお店に入るとガラスケースにはおいしそうなドイツパンとクッキーがいっぱい!
普通パンは棚に並べられてるからこの光景はちょっと不思議。
タンネではドイツと同じようにお客さんと対面してパンを売っているんだ。

「タンネ」の名前の由来をマネージャーの佐藤さんに聞いてみると、
タンネ (Tanne) つまりもみの木のように大きくなるようにと願い、
南ドイツの良いイメージを彷彿させる「タンネ」という響きが気に入り付けたんだって。
ニャるほど・・・

2010年5月27日木曜日

ハッピーバースデー♪

今日はバーバラの誕生日。

同じ部の仲間がドイツの有名な「黒い森のさくらんぼケーキ (Schwarzwaelder Kirschtorte)」をプレゼントしてたよ。
バーバラは大好物のケーキにビックリ。
そしてとっても喜んでたみたい!

クリームたっぷり、でも甘すぎなくてほんのりさくらんぼ酒の香りがさわやかなこのケーキはドイツ人ならだれでも知ってるくらい有名なんだ。
今日はムッティスクーヘン (Muttis Kuchen)で注文。
シェフはドイツで本格的に修行してドイツ菓子マイスターになった本郷さん。
今は子育て奮闘中 (HPより) なのでネット販売が中心のようだ。

ボクも食べてみたいニャ・・・

2010年5月25日火曜日

「ん~、いいにおい!」

大使館に香ばしいパンの香りが立ちこめる。
毎週火曜と木曜は職員の注文したパンの配達日。
ドイツ人にとってパンは主食。
日本人のご飯と同じくらい大切なんだ。
だからドイツにはパン屋がいっぱい!
どこにでもあるし、朝早くからやってるんだって。
ドイツでは日曜は大抵のお店は法律でお休みだけど、日曜の朝に営業するパン屋もあるんだよ。
だってドイツではパンがなければみんな困るから・・・

1994年から「ドイツパンの店タンネ」 (以下タンネ) は大使館にパンを届けている。
きっかけは当時の大使館職員のギュンターとヘルマン。
二人がタンネを紹介したのがはじまりなんだ。
当時はタンネの他にも出入りのパン屋があったけど今はタンネだけ。
タンネのパンはレセプションや、大使館を訪ねてくる学生にドイツの文化を紹介する時に使われるよ。

生徒の訪問時間に合わせて配達されるパンは香り豊かで、新鮮なドイツ文化のプレゼントはいつも大好評。大使館訪問の感想文にはいつもこのパンのことが書かれているんだ。

でも・・・
「パンをわざわざ配達?」
「パンで文化の紹介?」
「パンをもらって喜ぶだって?」
「おっかしいな、だってパンなんてどこでも売ってるじゃん!」
なんて声が聞こえてきそう。でもね、パンはパンでもこのパンはドイツパン。
噛みごたえのある少し固めのドイツパンは、噛んでいるうちに香ばしさが口一杯に広がってとってもおいしいっ!
食べ方もパンを半分に切ってバターをぬり、ジャムやチーズなどそのパンに合ったものと一緒に食べるんだ。
ドイツパンの種類は豊富でその数何と500以上!
でも日本では売っているお店を探すのがひと苦労ニャんだ・・・