2012年2月29日水曜日

2月30日?!



それにしても今朝の東京はすごい雪だったニャ!
職員旅行についてっちゃったから3日連続の雪・・・
もー、寒いからこたつでまるくニャってたニャ=^_^;=

大使館の職員さんたちは一人一人パソコンを持ってて、休暇や出張で留守にする時に、メールを送ってきた同僚に「不在」をお知らせするように設定するんだ。

Ich bin am 30.02.2012 nicht erreichbar.

この職員さんは2月30日までいないらしい・・・=^_^;=

4年に1度の2月29日。
みんなはどんな風にすごしたかニャ?
卒業式を前に1日長く友だちと過ごせて得したようニャ・・・
春が来るのが一日延びちゃったから損したようニャ・・・
早くあたたかくならないかニャ=^_^=

2012年2月28日火曜日

法師温泉ニャう=^_^=



ドイツ大使館は年に一度、職員旅行をするんだ。これは職員同士の親睦を深めることと、日本各地を訪れてその土地の文化に触れることが目的。ちょっとした日独交流だニャ=^_^=
そしてきのう、シュタンツェル大使やヘルツベルク公使をはじめ職員さんたちが職員旅行に出かけたんだ。
去年は職員旅行ができなかったので久しぶり。みんな楽しみにしてたみたい。
だけど大使館を臨時休業するわけにはいかないから全員は参加できないんだ・・・
きのうの朝、大使館前に観光バスが到着。こっそりついてっちゃった!=^_^;=

今回の行き先は群馬県の法師温泉。そしてその一軒宿の長寿館に泊まったんだ。
宿に到着するとそこは雪、雪、雪・・・
軒下にはいくつもつららできてて、さっむーい!=>_<=
でも、玄関を入ると囲炉裏があったり、部屋にはボクの大好きなこたつがあってほっとしたニャ=^_^;=



この長寿館はニャんと130年前に作られた客室棟もあるほど歴史が古いんだ。渡り廊下から見る景色はとっても風情がある・・・
あれ、この風景どっかで見たことあるニャ?
そうか、『大使日記』に出てたっけ。シュタンツェル大使が去年の年末に行ったのは法師温泉だったんだ!

秘湯で有名な法師温泉を楽しみにしてたアイルリッヒさんとブッシンガーさんはさっそく浴衣に着替えてお風呂へ!ボクも後から入ったけど、ちょーどいい湯加減でゆっくりあったまれたニャ=^_^=

長寿館のスタッフの方々の心のこもったおもてなしに、みんなとっても満足。「また来たいね!」ってバスの中で話してたニャ=^_^=

2012年2月25日土曜日

アイアンウーマン



あっ、通訳・翻訳部長のオステンさんのことが沖縄タイムス(1月31日)に載ってる!
ニャにニャに、
「第22回宮古島100キロワイドーマラソン大会」“完走”・・・

えーっ!100キロ!!

すごいニャあ!

それにしても宮古島で、それもドイツ文化村がゴールだニャんてドイツ人のオステンさんにはピッタリ!
なぜって、宮古島はドイツとゆかりがあるから・・・

1873 年7月9日、宮古島の旧上野村(現沖縄県宮古島市)沖で、ドイツ商船R・J・ロベルトソン号が台風のため座礁。島の役人と島民が生存者8人を救出して、そ の後世話と看病を続けたんだ。そしてドイツに帰国した船長がその一連の出来事を新聞に公表したところ反響を呼んで、それを知った第7代プロイセン王ヴィル ヘルム1世も深く感銘を受けて、1876年に軍艦を宮古島に派遣して感謝の石碑「博愛記念碑」を作らせたんだって。

オステンさんはいつもニコニコ親切で、この前までドイツ人の職員会の役員を務めたほど信頼も厚いんだ。そしてニャんとシェフやパティシエ、インストラクターもできるローフードのエキスパートでもあるんだ!いつもこの知識を活かして体調管理をしてるみたい・・・
そして今度はトライアスロン大会に出場するんだって!ニャんか大変そうだけど、オステンさんは楽しそう・・・
でもその前に、オステンさんは明日の東京マラソンにも出場するんだって!

やぁ、ホントにエネルギッシュですニャ!=^_^;=
完走めざして、がんばってニャ!=^_^=

2012年2月22日水曜日

200周年!



この絵はドイツ大使館が行ってる絵画コンテスト「わたしのドイツ」の2008年の中学生部門第一位の作品でタイトルは『ラプンツェルの絵本』。千葉市のみつわ台中学校3年生(当時)の園田沙織さんの作品ニャんだ。とっても上手だニャ=^_^=

ボクはこの作品を見るまで『ラプンツェル』のこと知らなかったんだ。でも去年映画にもなったらかもうみんなも知ってるよね!

この『ラプンツェル (Rapunzel)』をはじめ、
『赤ずきん (Rotkäppchen)』
『ヘンゼルとグレーテル (Hänsel und Gretel)』
『シンデレラ (Aschenputtel)』
そしてこの前紹介した
ブレーメンの音楽隊 (Die Bremer Stadtmusikanten)』は、みーんなグリム童話。
そして今年はグリム童話が出版された1812年から数えてちょうど200周年ニャんだ!

グリム童話はその名の通りヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムのグリム兄弟が編集した童話集。末弟のルートヴィヒ・グリムは挿絵を描いてるんだ。
そしてこの前紹介したハーナウはグリム兄弟の生まれたところで、市庁舎の脇にはグリム兄弟の像が置かれているんだって。
そしてこのハーナウから『ブレーメンの音楽隊』で有名なブレーメンを結ぶのが「ドイツ・メルヘン街道」で、全長約600キロのこの街道はグリム兄弟とその童話や伝説にゆかりがある場所を結ぶ観光街道ニャんだって。

みんなはどの「グリム童話」が好きかニャ?=^_^=

2012年2月17日金曜日

えっ!ホ、ホント?!



去年「日独交流150周年」で来日したヴルフ大統領が辞任したみたい!
「Der Spiegel」のオンライン版に出てるってパウルが言ってたニャ=^_^=
表情が日本に来た時とは全然違って残念そう・・・

去年の来日では、東日本大震災の被災地をお見舞いしたり、「日独交流150周年」のドイツフェスティバルにかけつけたり、徳島の坂東俘虜収容所へ慰霊に訪れたりと、1週間の滞在をフルに活用して日独友好の為に数々のイベントに参加されてたニャ。過密スケジュールでもいつもにこやかで、いい印象だけを残して日本を去ってからまだ数ヶ月。前からその可能性が報道されてたけど、やっぱりビックリしたニャ。
シュタンツェル大使もショックみたい・・・

でも一番ショックを受けてるのは大使館の広報部の人かも。それは・・・
できたばっかり
大量に届いて
置き場所が無くて積まれたまんまの
冊子『グーテンターク ようこそドイツへ』は、
今度新しい大統領が決まったら、「また」一冊ずつページを差し替えなくちゃいけないでしょ?

まさかケーラー前大統領に続いてこうなるとは・・・=ToT=

2012年2月16日木曜日

ブレーメンの穴



ランゲさんが持ってきたブレーメンのポストカード。
この中のどこかに「ブレーメンの穴(Bremer Loch)」があるんだって・・・

「ブレーメンの穴」?
それってタイガーマスクに出てくる「虎の穴」みたいに秘密の特訓が行われてる場所?

そーじゃニャくてネットに紹介されてた記事によると、
「ブレーメンの穴」はドイツで最初にできた地中にある募金箱ニャんだ!
ブレーメンの援助団体が設置したもので、大きさは直径50センチ、深さは90センチ。州議会近くの中央広場の舗道(Marktplatzpflaster)にあって、普通の排水用のマンホールの蓋とよく似てて区別がつきにくいみたい。

そのマンホールの蓋のようなところにコインの投入口があって、そこには北部ドイツの方言(Plattdeutsch)で
「Kreih nich, jaul nich, knurr nich, segg i-aa, doh wat in't Bremer Loch」
って書いてあるんだ。
これは『ブレーメンの音楽隊』に出てくる動物たちの言葉で、

せわしく鳴かないで(ニワトリ)、
悲しそうに鳴かないで(ネコ)、
気に入らないからって唸らないで(イヌ)、
「そうだ!」って言おう(ロバの鳴き声の「イアア」をドイツ語の「ヤー(ja)」に置き換えて・・・)、
さぁ、ブレーメンの穴に入れてください。

って意味みたい。
そしてコインを入れると、『ブレーメンの音楽隊』の「皆さん」の鳴き声が聞こえてくるんだって。
ニャんかとっても楽しそー!
鳴き声、聞いてみたいニャ!



いつかブレーメンに行ったら探してみよっと!
そーいえば、旅行中のフォロワーさんの @tanukichiさんも見つけたってツイートしてたニャう=^_^=
みんなもブレーメンに行ったら是非見つけてみてニャ!=^_^=

2012年2月9日木曜日

チュース禁止!?



「チュース!(Tschüs または Tschüss)」って、とっても言いやすいからいつも大使館見学に来た生徒さんたちに「チュース!」って言ってるけど、
「チュースって言ってはいけないことになった学校があるんです。」ってハニッシュさんがつぶやいててビックリ!
調べてみると確かにそのことが載ってる記事が。でもドイツ語ですけど・・・

シュピーゲル誌(Der Spiegel)
http://www.spiegel.de/schulspiegel/0,1518,813418,00.html

どうやらドイツの南のバイエルン州のパッサウであったことみたい。
パッサウはオーストリアとチェコとの国境に接する人口約5万人の都市で、1984年から秋田市と姉妹都市関係ニャんだね=^_^=

パッサウのセント・ニコラ中学校(Mittelschule St. Nikola)では「ハロー!(Hallo!)」や「チュース!」を使わないように決めたんだって。
理由は「ハロー!」や「チュース!」は丁寧な言い方じゃないし、バイエルン地方の言葉じゃないから。だから「ハロー!」の代わりに「グリュースゴット! (Grüß Gott!)」、「チュース!」の代わりに「プフィアティー!(Pfiati!)」を使うようにしてるんだって。
「グリュースゴット!」はこの前ブログで紹介した「モインモイン」と同じように一日中使えるあいさつなんだ。南ドイツやオーストリアでよく使われてるし、聞いたことあるよね?
でも「プフィアティー!」はボクは初めて。

Pfiati = Führ´ dich Gott

で、「神様があなたをお導きになる − 神の御加護を」ということで別れる時に使うバイエルン地方独特の方言なんだって。

ドイツにはいろんなあいさつがあって面白いニャ=^_^=

2012年2月8日水曜日

ドイツ語で自己紹介!



東京の東久留米市から第七小学校のみんながやってきたよ。

最初に大使館の中を案内してたら会議を終えたシュタンツェル大使やヘルツベルク公使にバッタリ!めったに会えないから大感激してたニャ=^_^=

今日の担当はハニッシュさん。
はじめに一人ずつ自己紹介を英語でしてくれてビックリ!
でもサヤカさんとユイさんはニャんとドイツ語で自己紹介してくれてもっとビックリ!!
「どうやって覚えたの?」
「インターネットで勉強しました!」

みんなは、ドイツの食べ物やマンガ、ドイツの電力事情について、とっても積極的に質問して、そしてハニッシュさんの答えを熱心にノートしてたニャ!
最後に『グーテンターク』に記念スタンプを押してハニッシュさんからサインをもらって、元気に「Danke!」って言ってたよ。



風邪ひかないようにね!
チュース!=^_^=

2012年2月7日火曜日

モインモイン?



グーテンモル元気ですかぁー!

ってたまにつぶやいてますけど、たいていそんな時は夜更かししてハイテンションを引きずったまま朝を迎えた時ニャんです=^_^;=

朝、大使館でみんながよくあいさつするのを聞いてると、
「グーテンモルゲン!(Guten Morgen!)」の他に、
「モイン(Moin)」だとか、
「モインモイン(Moin Moin)」ってゆーのが聞こえてくるんだ。
この「モイン」や「モインモイン」はニーダーザクセンのあたりでよくされるあいさつらしいんだけど・・・

最初に聞いた時は「グッドモーニング!」の「モーニング」と同じように感じたんだ。事実ニーダーザクセンでは「朝」という意味の「morgen」が、時々短く「morn.(モルン)」て言われるんだって。
でも「モインモイン」は朝だけじゃなくて一日中使えるあいさつなんだって。その理由はその言葉の語源にあるみたい・・・

「moin」 はオランダ語やニーダーザクセンにもある「mooi」という、「美しい」とか「良い」という意味の言葉から来てるんだ。オランダ北部のフリースランド東部 では、まだこの言葉が使われてて、北部では代わりに「schön(美しい)」とか「scheun(「美しい」の北部ドイツの方言)」が使われてるんだっ て。
そして「mooi」にはもう一つ、「朝」とか「夕方」とか「夜」とかその「日」を表す意味もあるんだ。
だから北部ドイツの方言(Plattdeutsch)でいうところの
「n mooien Dag wünsch ik di」(良い一日になりますように)が、
「moin Dag」や
「moin」に短くなって、より伝えやすくなるように二回繰り返すようになったんだって。
ノ ルウェー語(Norse)でもこのような表現があって、一日中、朝でも夜でも「morn」ってあいさつできるみたい。これは古きハンザ時代の名残、イギリ スとロシアの間の北部地域がニーダーザクセンが使っていたリンガフランカ語(lingua franca)を使っていたからニャんだって。
だから北のドイツ人は「モインモイン」ってよく言うんだね。一日中使えて、言葉のリズムもかわいいよね!
そしてもし「モインモイン!」って言われたら「モインモイン!」て答えよう。黙ってたり、「モイン」って一回だけだと相手にあんまりいい印象じゃニャいんだって!=^_^=

2012年2月2日木曜日

濃いめの紅茶と



ランゲさんが紹介してくれるのは「ブレーマー・クラーベン(Bremer Klaben)」と「ブレーマー・クルーテン(Bremer Kluten)」。どちらもブレーメンに古くからある伝統的なお菓子ニャんだ=^_^=

「ク ラーベン」はフルーツケーキで、粉砂糖をまぶして無いシュトレンみたい。祭日(クリスマス)の為のお菓子で、10月から12月にかけて食べられるんだけ ど、お店で作られる量がニャんと90トン!有名な青空市場では数百メートル分も売られたりして、結果的にイースターの頃まで食べるんだって。歴史は古くて 1593年にこの「クラーベン」を作るお店「クラーベンベッカース(Klabenbäckers)」のことが出てくるんだ。材料は、バター、砂糖、白干し ぶどうに赤干しぶどう、アーモンド、砂糖漬けのオレンジの皮、小麦粉、牛乳、水、イースト、カルダモンにレモン。とっても贅沢な材料は当時のドイツでは作 られていない物も含まれていたけど、ブレーメンはハンザ同盟に加盟して貿易の要衝として栄えていたから手に入れることができたんだって。細長い形のケーキ を薄く切って、バターをつけたり、ハムといっしょに食べたりもするんだって。そんなに甘すぎなくて食べやすいみたいだニャ=^_^=



そして「クラーベン」に添えられてるのが「ブレーマー・クルーテン」。ゴツゴツした角砂糖を意味する北ドイツの方言「Klutje」から名前が来てるみたい。こっちはとっても甘いけどペパーミントの味がしてスーッとするみたいだニャ=^_^=

この地域ではお茶をするのが大切な習慣で、こういう甘いものは欠かせないみたい。ランゲさんは濃いめの紅茶と一緒に楽しむんだって=^_^=