2012年7月29日日曜日

グリュックアウフ!

これはドイツの特別なあいさつの言葉。
炭鉱で働く山の男たちの願いが込められた大切なあいさつニャんだ=^_^=
作業員の方たちは毎日鉱山の地下数百メートルの作業現場へ入っていくんだけど、そこは危険がいっぱい。落盤の危険もありまさに命がけの作業の日々。
だから「グリュックアウフ!(Glückauf! – 幸運の上に→ご無事で!)」と声をかけ合い、お互い無事に再会できることを祈ったんだ。そして今もその炭鉱のあった地域ではたびたびこのあいさつが使われてるみたい。

この「グリュックアウフ」というあいさつを会の名前につけたグループが日本にあるんだ。
それが「グリュックアウフ会」。
実は昔、日本の炭鉱マンがドイツで働いたという歴史があるんだ。日本全国の大手炭鉱から選抜された日本人炭鉱マン、計436名が、日独両国政府間の協定に基づいて1957年1月から1965年3月までの8年間に7つのグループに分かれてドイツのルール地区の3つの炭鉱(ハンボルナー鉱業会社、エッセナー石炭鉱山会社、クレックナー鉱山会社)に派遣されたんだ。そしてその派遣事業が終わった後に、ドイツで働いた炭鉱マンの交歓会が開かれたのをきっかけに、この「グリュックアウフ会」が結成されたんだ。毎年欠かさず新年会を開いて今年は35回目の新年会を開いたんだって!

そして、この「グリュックアウフ会」を大切に維持してると語るグリュックアウフ会会長の北村さんはドイツ派遣の最初のグループの一員として1957年1月にドイツに渡り、3年間就労して帰国。その後再度ドイツに渡って日本からの炭鉱マンのお世話をされたんだ。



北村さんは当時の話を丁寧に語られ、また、このドイツで働いた日本の炭鉱マンのことを研究してこられたの森廣正さんの著書『ドイツで働いた日本人炭鉱労働者』を紹介。

当時の西ドイツの労働力不足の問題や、日本から派遣される炭鉱マン選抜の条件(坑内労働の経験が3年以上、身長164cmで体重56.3キロ以上で視力1.0以上で公的な健康診断に合格した者、扶養家族のない者、など・・・)、ドイツの労働習慣の違いに戸惑いながらも懸命に働く日本人炭鉱マンの様子などが書かれてて、とても興味深いですニャ=^_^=



派遣された炭鉱マンのみなさんは、当時いろいろな問題がある中でも、「ドイツの進んだ技術を修得」、「西欧民主主義の実情を体験」、「西ドイツの炭鉱労働力の不足を緩和して日独親善に寄与する」という3つの目的を果たすべく任務を遂行されたのだそうです。

もうすぐ展示が終わる大使館の壁展覧会「人が紡ぐ戦後の日独交流」に、1962年3月に派遣された最後グループの写真があるニャ=^_^=



折しもエネルギー政策が石炭から石油へと転換されていた時代、命をかけて日独親善につくされた炭鉱マンのみなさんに敬意を表さずにはいられニャいニャ=^_^=

2012年7月26日木曜日

シュタンツェル大使夫妻と♪



神奈川県から県立横浜国際高校のみんながやってきたニャ=^_^=
みんなは第二外国語の授業があって、6つの言語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ハングル、アラビア語)から一つ選んで勉強できるんだって。
今日来たみんなの中でドイツ語を選択してる生徒さんは1人だけだったけど、1学年で約20人くらい、全体で40人くらいドイツ語を勉強してるんだって。
ドイツの学校と交流もあって、3月にはこちらからドイツへ行って、10月にはドイツから生徒さんが来るんだって。すばらしーニャ=^_^=



今日はハニッシュさんが担当。ドイツの社会保障政策から環境保護、日独交流にわたっていろいろニャ質問に答えてたニャ=^_^=

「日本人にぜひ言いたいことは何ですか?」
「ぜひ、ドイツに行ってください!そしてドイツ語を勉強してください♪」

ドイツのことを勉強しに来たみんなだけど、外国語を勉強してるみんなにとっては、ハニッシュさんのドイツ語を通訳するエリさんの仕事ぶりも、とってもためにニャったかも=^_^=



タンネさんのドイツパンを堪能した後は、大使公邸のお庭へ。

ひとまわりしてお庭を後にしようとしたら・・・
突然、シュタンツェル大使が奥様と一緒に公邸から出てきてみんなと握手!
ついさっき、シュタンツェル大使が執務室で仕事をしてるのを庭から見てたからみんなビックリ!



いい思い出にニャったね!=^_-=

2012年7月24日火曜日

ゲーテの研修生



ゲーテは有名なドイツの文豪。詩を書いたり小説を書いたり。『若きウェルテルの悩み』や『ファウスト』は有名だね♪
その他にも「自然科学者」、「政治家」といった肩書きがあって、ヴァイマール公国では宰相も務めたんだからすごいマルチぶりですニャ=^_^=

そんなスゴイ人ニャので、ドイツではゲーテの名前をつけた文化機関「ゲーテ・インスティトゥート」を世界各地に配置して、海外でのドイツ語の普及促進、世界の国々との文化交流の実践、そして世界にドイツの全体像を紹介してるんだ。
日本には東京、大阪、京都にあって、今日は東京のゲーテ・インスティトゥートから8人の研修生がやって来たニャ=^_^=

みんなはゲーテ・インスティトゥートの文化部、図書館、語学部、総務部で3ヶ月から半年の間、研修をしてるんだって。
みんな日本に興味があって、日本に来るのを楽しみにしてたみたい。
胸に「日本学」のロゴが入ったTシャツを着たダヴィッドさんは、ザクセン=アンハルト州のハレのマルティン・ルター大学で日本学を勉強。上手に日本語を話してたニャ=^_^=



ゲーテ・インスティトゥートではドイツ語を教えているみたい♪
今度習いに行ってみよっかニャ=^_^=

2012年7月20日金曜日

環境にもE♪



BMW株式会社社長のクルーガーさんとシュタンツェル大使ががっちり握手!
おとといの18日に大使公邸で公用車の納車式が行われたニャ=^_^=
そう、この前ブログで「(E)!」って書いた車♪

今回納車された2台のうちの1台は「ActiveHybrid 5」でハイブリッド車♪
すでに去年納車されたシュタンツェル大使が乗る公用車「ActiveHybrid 7 L」もハイブリッドですニャ=^_^=
環境のことを考えて、シュタンツェル大使も満足そう♪

これまでもメルセデスベンツのクリーンディーゼルの車を公用車にしたり、ドイツ車の取り組みを積極的に紹介していますニャ=^_^=

2012年7月19日木曜日

ドイツ人をどう思う?



世田谷区にある駒場東邦中学校のみんながやってきたニャ=^_^=
今回もみんなの質問に答えるのはザラさん。
みんなはドイツの歴史やドイツの航空機、EUに関心を持ってて、積極的にいろいろな質問をしていたニャ=^_^=



ひと通り質問が終わると最後にザラさんからみんなに質問。

「ドイツ人をどう思いますか?」

みんなにとって初めてドイツ人と会った感想を、本人を目の前にして少々答えにくかったかニャ・・・=^_^;=

今日はとっても暑かったけど、元気に大使公邸のお庭も見学してたニャ=^_^=

2012年7月15日日曜日

フルーツパラダイス♪


(撮影:ピット・ヘルトマン)

休暇中のヘルトマンさんから絵はがきニャらぬ写真付きメールが届いたニャ=^_^=

この写真は、ヘルトマンさんの故郷のテュービンゲン(Tübingen、ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の都市)の近くのシュヴェルツロッホ(Schwaerzloch)のガーデンレストランの様子。


(撮影:ピット・ヘルトマン)

とってものどかで、ドイツのいーところの一つですニャ=^_^=

でも、もう一枚、ヘルトマンさんが送ってくれた写真は・・・


(撮影:ピット・ヘルトマン)

ニャんと!
スイカが1キロ49円!?
ヘルトマンさんも思わずビックリして写真を撮ったみたい!

実は今の季節、ドイツはフルーツパラダイス♪ニャんだ=^_^=
ドイツ産のみならず、ヨーロッパ中からいろんな種類の新鮮な果物がドイツに集まってきて、おいしい果物が安く手に入るんだって!

ビールやワイン、ソーセージばかりが有名だけど、ドイツに行ったらフルーツ三昧♪ってのもいーですニャ=^_^=

2012年7月14日土曜日

3連休は・・・



あさって月曜日は「海の日」でドイツ大使館はお休み♪
今日からの3連休で何しよっかニャ・・・?
外に出たら暑かったり天気が不安定だったりするから、ここは静かニャ大使館でドイツミステリでも読んでみよっと!

実はちょっと前に東京創元社さんから、ドイツミステリの『深い疵』(ネレ・ノイハウス作、酒寄進一訳)をいただいたんだ♪
この『深い疵』はヤングジャーマニーで「マライ•de•ミステリ」を連載してるマライ・メントラインさんも早くから注目してた作品♪
ミステリとドイツって何か今イチ結びつかニャいんだけど、マライさんはヤングジャーマニーの連載で色々とドイツミステリを紹介してるニャ♪=^_^=

「マライ•de•ミステリ 1」ミステリ不毛の大地に立つ !?
「マライ•de•ミステリ 2」「黒船」は極北の地から!
「マライ•de•ミステリ 3」祝! シーラッハ『犯罪』本屋大賞・特別インタビュー
「マライ•de•ミステリ 4」たとえば、「いまどきの」ドイツミステリ精髄とは!
「マライ•de•ミステリ 5」いま敢えて、「宿敵」を語る。
「マライ•de•ミステリ 6」なぜ、ネレ・ノイハウスが「大本命」なのか?

さて、この『深い疵』。タイトルに「傷」じゃニャくて「疵」って漢字が使われてるところがニャんか謎っぽくて読む前からワクワクするニャ♪=^_^=

ドイツ語の原文でも読んでみたいニャ!
・・・って、まずはちゃんと日本語版を読んでから!
・・・ってゆーか、ドイツ語できニャいじゃん・・・=^_^;=

2012年7月13日金曜日

いけばな



ハンナさんは東京に来て初めていけばなを体験。
とってもじょうずですニャ♪=^_^=

大使館では週1回、仕事が終わった後で職員や職員の奥さんたちを対象にいけばな教室が開かれるんだ。
講師の森先生の指導でみんな熱心にお稽古してるニャ=^_^=

できあがった作品はそれぞれ家に持ち帰ったり、職場に飾ったり・・・


(シュテーレさんの奥さんの作品)


(アイルリッヒさんの奥さんの作品)



身近にお花があると、ニャんかホッとするニャあ♪=^_^=

2012年7月12日木曜日

おかえりなさい♪



大使館に懐かしい顔が戻ってきたニャ=^_^=
ヴァルナーさんは1999年から2003年まで武官として勤務。今回はグトーさんが休暇の間だけ日本に来てくれることになったんだ♪
退職してからも、昨年はモスクワのドイツ大使館に応援に行ったりして忙しそう・・・
でも今年は念願かなって「第二の故郷」日本に帰ってこれてうれしそう!
来年も帰ってきたいんだって♪

いつでも大歓迎ニャ=^_^=

2012年7月11日水曜日

再会



今日は千葉市から畑小学校のみんながやってきたニャ=^_^=
元気ニャみんなの質問に答えるのは研修生のザラさん。



わかりやすいように写真を用意して説明。
みんなは熱心にノートをとってたニャ=^_^=

畑小学校は前にも大使館に来たことがあったけど・・・



あれ?

見たことあると思ったら引率の小宮先生は前回も来てましたニャ♪=^_^=

この畑小学校の「大使館訪問」は19年も続いてて、毎年いろんな大使館を訪問してるんだって。伝統的ニャ行事のおかげでみんなは自然と外国の名前や知識を身につけてるみたい♪

また、畑小学校では定期的に世界の料理を給食で体験することができるんだって♪そして、ちょうど昨日がドイツの料理の日で、ヴァイスブルスト(白ソーセージ)と有名なザワークラウト(酢漬けのキャベツ)を食べたんだって。みんなおいしかったって言ってたニャ♪

今日は千葉市の条例でみんなの元気ニャ姿を写真で紹介できニャくてとっても残念だけど、みんなの楽しそうな笑顔は忘れられないニャ=^_^=

2012年7月9日月曜日

地上の天の川



7月7日、織姫と彦星のランデヴーは雲に隠れて見れニャかったけどフォロワーの真下裕之さんからとってもロマンティックニャツイートもらったニャ=^_^=




ちょうどこの日はドイツからヴェスターヴェレ外務大臣とニーベル経済協力開発大臣が来日。生憎のお天気だったけど滞在したホテルから東京の夜景を楽しんだんじゃニャいかニャ・・・=^_^=

翌8日に「アフガニスタンに関する東京会合」に出席して、午後にはいいお天気に♪=^_^=



過密スケジュールを終えて一行は無事にドイツに帰ったニャ=^_^=

2012年7月6日金曜日

決闘?



大使館のくまさんとアイマーさんが対峙。
くまさんはノーガードの様にも見えるが、アイマーさんは何かを感じているのか、必要以上に慎重にくまさんを見据える。
くまさんもアイマーさんの隙の無い構えになかなか動きが取れない・・・
張り詰めた空気の中ただ時が流れる・・・

アイマーさんは空手を稽古してもう10年以上。今やいろいろな「KUMITE」を駆使する空手の名手!
空手の他にも、柔道、居合・・・と日本の武道をこよなく愛してるんだ。東京での勤務も二度目で、大好きな日本でますます腕に磨きがかかる!?

・・・ニャんてこと書いてると、すごーく荒々しい女性に思えるけど、実はピアノも嗜む笑顔がすてきニャ公使の秘書さん♪
いろんなことにチャレンジしていつも輝いてるニャ=^_^=

さて、その後くまさんとの決闘は・・・

アイマーさん笑顔で
「HIKIWAKE!」

2012年7月3日火曜日

ねがいごと

とうとう今日という日がきてしまったんだ・・・

今日はパウルが大使館で働く最後の日。
でもパウルはセンチメンタルになるわけでなく、いつも通り精力的に働いてたニャ=^_^=
午前中はいつもの通りパウルの声が響いていたけど、午後になると・・・

今大使館は、今週末に行われる「アフガニスタンに関する東京会合」の準備で大忙し!
だからパウルもサヨナラのメールをみんなに書いて、静かに大使館を去っていったみたい。
ちゃんとお別れできなかった職員さんもいたみたいで、とっても残念そう。
自分のことより、いつもみんなのことを考えてくれたパウルらしいと言えばそーニャんだけど・・・
パウルの大使館中に響き渡る声がもう聞けなくなると思うと、とっても寂しいニャあ・・・=T_T=

でもパウルらしく、ちゃんともう一つのお別れを残していったんだ♪
それがこの七夕の笹飾り。
もうすぐ七夕さまということで、大使公邸のお庭からちょっともらってきたみたい=^_^;=
そしてそこにはちゃんと短冊にねがいごとが書かれてたニャ=^_^=



「Für eine baldige gesunde Rückkeehr nach Japan (健康で近いうちに日本に帰れますように)」

パウル、お疲れさまでした!
そして、その日が来るのを待ってるニャ!=^_^=