2013年1月29日火曜日

ドイツとフランスの関係

ナネット・ハニッシュ



ドイツとフランスは隣同士の国です。そして今年はエリゼ条約、独仏協力条約締結の50周年に当たります。
しかし、その協力条約が結ばれるまで二つの国の関係は必ずしもよかったわけではありません。実際、何世紀にも渡って、敵同士だったのです。たとえば1799年から1815年まで続いたナポレオン戦争、1870年から1871年にかけて戦われた普仏戦争、さらに第一次世界大戦や第二次世界大戦でも両国は殺し合い、お互いに深い憎しみを抱いていました。このように長年宿敵同士だったドイツとフランスですが、第二次世界大戦終了後ようやく二つの国の関係に変化が訪れます。戦争がもたらすひどい被害を目のあたりにし、お互いの国の未来のためにもこれ以上争いを続けてはいけないと判断したのです。
二カ国間の協力もその頃から始まりました。最初は石炭や鋼鉄の産業を統合するという経済分野でのパートナーシップを目的としたつながりでしたが、ちがう分野にも広がり、やがてほかのヨーロッパの国を迎え入れることで欧州諸共同体の設立、さらには後にEUの結成までに至るのです。共同体の設立等でお互いの信頼を深めたドイツとフランスは1963年1月22日に独仏協力条約を結び、両国の友好的な関係を正式に締結することになります。その条約に署名したのは当時のドイツの首相のコンラート・アデナウアーとフランスの大統領のシャルル・ド・ゴールです。
その後、両政府は両国においても、またヨーロッパにおいても大きな進展を成し遂げます。1963年以降もドイツとフランスの間で政治的意見の違いはあります。それでも総合的に両国の関係は友好的に保たれてきました。そして、これからもその関係が続くとわたしは思います。

=^_^=

ハニッシュさんが書いた日本語の作文♪
字も上手だし内容もすばらし〜ニャ=^_^=

2 件のコメント:

  1. 綺麗な字ですね。内容も勉強になりました。
    メキシコとアメリカの国境が話題ですが、独仏の国境はどうなっているのかなと思いました。

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    1. 読んでくれてニャんけしぇん♪今はフランスだけで無くシェンゲン協定でドイツは国境検査無しで全ての隣国との行き来が可能ですニャ=^_^=
      過去から学び未来へつなげていく・・・どの国も自分が一番幸せになりたいと思うけど人間決して一人では生きていけない。
      他の人が苦労しててそれを助けるために共に苦労するのならば喜んで受け入れるという姿勢が大切だと思いますニャ=^_^=

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