2013年1月17日木曜日
エリーゼのために♪
ではなくて、今年は「エリゼ条約(Élysée-Vertrag)」(日本語で「独仏協力条約」)が1963年1月22日に制定されてから50年♪
今はフランス大統領官邸となったパリのエリゼ宮殿で、フランスのド・ゴール大統領とドイツのアデナウアー首相(当時は西ドイツ)が条約に調印したんだ。
今では信じられないけど、それまでのヨーロッパの歴史は「戦争の歴史」と言ってもいいほど、あちこちで戦争が絶えなかったみたい。2度の世界大戦もあったし・・・
そしてドイツはお隣のフランスと何度も戦争をしてたんだ。
その原因のひとつが兵器を製造するために必要な石炭と鉄鋼。フランスとの国境付近のエルザス=ロートリンゲン(Elsaß-Lothringen、フランス語でアルザス=ロレーヌ)という地域は石炭や鉄鉱石が採れるので、この地域をめぐってたびたび争いが起こったんだ。
のちのEU(欧州連合)設立につながるフランスのシューマン外相の「シューマン宣言」(1950年)で欧州石炭鉄鋼共同体が発足してこの問題にけじめをつけたけど、それまでの長い歴史を経てのフランスとドイツ両国民の真の和解と、動き始めた欧州統合を進めるためにこの条約が調印されたんだ♪
今から10年前の2003年には「エリゼ条約40周年」を祝うレセプションが東京のフランス大使館で行われて、フランスのモンフェラン大使がビールで、ドイツのシュミーゲロー大使がワインで乾杯♪
今年の「エリゼ条約50周年」ではどんな記念行事があるのかニャ〜=^_^=
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